目次

  1. 概要
  2. 共通バイナリの展開
  3. virtualenv 環境の構築
  4. パッケージ管理

概要

JCGSLauncher にはツールの実行環境を管理するための機能が含まれていて、ツールのインストールや virtualenv 環境の構築、パッケージ管理などをおこなうことができます。

この機能を使用することで、管理者はマシン一台一台に対してツールやプラグインのインストールをおこなう必要が無く、更にはプロジェクト毎に異なる環境を用意するということも簡単におこなうことができます。

本ページではこの機能の詳細を解説します。

共通バイナリの展開

JCGSLauncher 起動時に、Python や Qt、その他 .7z 形式で用意された共通バイナリの展開をおこないます。

共通バイナリは .7z 形式で圧縮されていれば何でもよく、Python のパッケージ管理システムで管理できないものや、アプリケーションのプラグインを配布するのに使用できます。

実行ファイルのインストール元は installSrc、インストール先は virtualenvRoot\bin になります。

virtualenv 環境の構築

プロジェクトやアプリケーションで使用する Python 環境は virtualenv 内に作成され、本体の Python 環境に対して変更を加えないようになっています。これにより、同じバージョンのアプリケーションでもプロジェクト毎に使用するツールの構成を変えることができます。

virtualenv 環境の構築先は virtualenvRoot\$(virtualenv名} になります。 virtualenvRoot をローカルドライブのパスに指定することで必要な環境をローカル PC 上に作成することができるようになります。

設定や挙動に関する詳細は virtualenv を参照してください。

パッケージ管理

ランチャーを使用してツールを起動する際にパッケージ管理システムを用いてパッケージのインストール・更新をおこないます。