目次

  1. 概要
  2. 全体像
  3. 詳細内容
    1. virtualenvRoot
    2. JCGSVer
    3. virtualenvConfigs
    4. projectRoots
    5. envBuilder
      1. repository
      2. installSrc
      3. packageSrc

概要

JCGS Tools を使用する際に設定する JCGS.xml はランチャーが読み込んで使用します。ここでは JCGS. xml の詳細を解説します。

全体像

JCGS.xml は以下のような内容になっています

   1 <?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
   2 
   3 <JCGSLibInfo>
   4         <!--
   5                 %JCGSTOOLROOT% は virtualenvRoot を元に生成するため、
   6                 ここはフルパスで指定する必要がある
   7         -->
   8         <virtualenvRoot path="C:\JCGS\JCGSEnv" />
   9 
  10         <!--
  11                 指定しない場合、ランチャーからの相対位置で計算される。
  12                 指定する場合は環境変数を使用しないフルパスで指定する
  13         -->
  14         <!-- JCGSVer path="C:\JCGS\JCGS" / -->
  15 
  16         <!-- 下にあるものが優先 -->
  17         <virtualenvConfigs>
  18                 <virtualenvConfig path="%JCGSTOOLDIR%\virtualenv" />
  19         </virtualenvConfigs>
  20 
  21         <projectRoots>
  22                 <projectRoot append="%JCGSTOOLDIR%\JCGSProject" />
  23         </projectRoots>
  24 
  25         <envBuilder>
  26                 <!-- リポジトリ -->
  27                 <repository url="sftp://user@repo.server.url" hostkey="ssh-rsa 2048 XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX" privatekey="P:\ath\to\private.key" />
  28 
  29                 <!-- 実行ファイルのアーカイブ置き場 -->
  30                 <installSrc path="C:\JCGS\7z" />
  31 
  32                 <!-- Python のパッケージファイル置き場 -->
  33                 <packageSrc path="C:\JCGS\wheelhouse" />
  34         </envBuilder>
  35 </JCGSLibInfo>

詳細内容

virtualenvRoot

   1         <!--
   2                 %JCGSTOOLROOT% は virtualenvRoot を元に生成するため、
   3                 ここはフルパスで指定する必要がある
   4         -->
   5         <virtualenvRoot path="C:\JCGS\JCGSEnv" />

virtualenv の仮想環境を作る場所を指定します。ファイルサーバー上の共有フォルダを指定すれば仮想環境が全てのユーザーで共有されます。 ローカルのパスを指定すると、各マシン毎に仮想環境が作成されます。

このパスは環境変数等を使用することができないため、フルパスで指定する必要があります。

JCGSVer

   1         <!--
   2                 指定しない場合、ランチャーからの相対位置で計算される。
   3                 指定する場合は環境変数を使用しないフルパスで指定する
   4         -->
   5         <!-- JCGSVer path="C:\JCGS\JCGS" / -->

使用する JCGSTools へのパスを指定します。通常はランチャーのある場所と同じなので、指定する必要はありません。 指定する場合、このパスは環境変数等を使用することができないため、フルパスで指定する必要があります。

virtualenvConfigs

   1         <!-- 下にあるものが優先 -->
   2         <virtualenvConfigs>
   3                 <virtualenvConfig path="%JCGSTOOLDIR%\virtualenv" />
   4         </virtualenvConfigs>

virtualenv 毎に使用するパッケージリストを格納するディレクトリへのパスを指定します。 virtualenvConfig は複数指定することができます。

projectRoots

   1         <projectRoots>
   2                 <projectRoot append="%JCGSTOOLDIR%\JCGSProject" />
   3         </projectRoots>

プロジェクト情報の格納場所を指定します。プロジェクトの設定情報は projectRoot/projectName/conf 以下に格納されます。 projectRoot は複数指定することができます。

envBuilder

   1         <envBuilder>
   2                 <!-- リポジトリ -->
   3                 <repository url="sftp://user@repo.server.url" hostkey="ssh-rsa 2048 XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX:XX" privatekey="P:\ath\to\private.key" />
   4 
   5                 <!-- 実行ファイルのアーカイブ置き場 -->
   6                 <installSrc path="%JCGSTOOLDIR%\7z" />
   7 
   8                 <!-- Python のパッケージファイル置き場 -->
   9                 <packageSrc path="%JCGSTOOLDIR%\wheelhouse" />
  10         </envBuilder>

repository

プログラムを取得するサーバーの情報を指定します。syncRepo を実行すると、ここの情報を元にファイルのダウンロードをおこないます。

installSrc

実行ファイルをアーカイブした .7z ファイルの置き場を指定します。ここにあるファイルは virtualenvRoot\bin 以下に展開されます。

packageSrc

Python のパッケージファイルの置き場を指定します。アプリケーション起動時、ここにあるパッケージを virtualenv 環境にインストールします。