目次
概要
3dsmax の Scene State とレイヤ情報を管理するためのものです。
groupManager を起動すると自動的に gm_sceneLayer ノードを作成します。シーン中にレイヤがある場合、gm_sceneLayer の子に 0 レイヤを除いたレイヤと同階層の Box を作成します。この Box を groupManager ではダミーノードと呼びます。
gm_sceneLayer には Scene State やレイヤの情報が記録されるため、 これを別のシーンにマージして Scene State の設定を持っていくことができます。 また、ダミーノードにセットしたプロパティを、ダミーノードに対応するレイヤに所属する全てのオブジェクトに適応することができます。
これにより、一度設定した Scene State やレイヤの情報を簡単に使いまわすことができます。
つかいかた
Scene State の列挙
groupManager を起動したあとに search ボタンを押すと Scene State が列挙されます
操作したい Scene State の選択
groupManager 上で Scene State 名を選択することで、これから操作したい Scene State を指定します。この時、操作内容によって複数選択が有効になる場合とそうでない場合があります。
Scene State の読み込み
Scene State 名を選んで右クリックメニューから"Scene State -> Scene"を選ぶと、指定した Scene State が復旧されます。 これは Manage Scene State ダイアログの Restore と同じです。
オブジェクトプロパティの操作
ダミーオブジェクトの選択
groupManager 上でレイヤを選択すると、該当するダミーオブジェクトが選択されます。このオブジェクトのプロパティを設定することで、レイヤに所属する全てのオブジェクトに同じ設定をおこなうことができます。
オブジェクトプロパティの設定
max の通常の操作同様オブジェクトプロパティや V-Ray properties の設定をおこないます
設定内容のシーンへの反映
オブジェクトプロパティを設定した後、groupManager -> Scene を選ぶと設定内容がシーンに反映され、レイヤに属しているオブジェクトのオブジェクトプロパティが全てダミーオブジェクトで設定した内容に更新されます。
設定のエクスポート/インポート
Scene State のエクスポート
Scene State を選択して(複数選択可)右クリックメニューから"Export Scene State to gm_sceneLayer"を選択すると Scene State の情報が gm_sceneLayer に格納されます
Scene State やレイヤの構築
エクスポートした gm_sceneLayer を別ファイルに Import します。
その後 groupManager を起動し、"Build SceneState and Layer from gm_sceneLayer" を選ぶ gm_sceneLayer に記録されている Scene State やレイヤ構成が再現されます。
Scene State のインポート
Scene State を選択して(複数選択可)右クリックメニューから"Import Scene State from gm_sceneLayer"を選択すると Scene State の情報が gm_sceneLayer から復旧されます